土佐漆喰の家
丘の上に建つ陶芸家の家。
敷地の北寄りには既に工房があり、道沿いのこの場所に住まいを建てようと予てから思っていたご夫婦。段ボールで作った模型持参で夢を語ってくれました。
道に南面しているので、普通だったら道側に大きな開口を設けて日差しを入れたいところ。
どうしても壁の表情を道沿いに作りたく、フォルムにも拘りたく、現実の暮らしと時々の個展にも使い易く、、。
てんこ盛りの熱い想いと、内外壁の土佐漆喰を自ら塗るというさすがの土仕事手わざに感心させられた芸術家の住まい。彼らの作る暖かい肌触りの作品と通底した雰囲気を醸し出しています。