
広大なみかん畑の中に建っていたかつての我が家の建て替え。
同敷地内に既に祖父母・父母の住まいもあり、ここ、と決めた場所に立っていた立木を伐採してからの着工でした。
伐るべき木は樹種も樹齢もバラバラでしたが、丁寧に伐採し製材して新居の用材として全部使うことに。
リビング階段の両脇の通し柱は、ここに生えていた桧ですし、節の多かった杉は板にして子供部屋の壁に。亡祖父が好きで集めていた桜材はあちこちでカウンターになりました。
ふわっと広がった手の平のようなプランで、木を繋いでくれた次の世代が心地よく包まれて過ごせますように。
陽射しを採り入れ、薪ストーブで暖まり、夏はリビングと上階を繋いで空気が流れる自然素材の住宅です。